社名「フォアベルク」は「先を越す」という意味。「先を越す」というのは、先を考えることも意味します。
このモットーを胸に、技術革新とすべてのフォアベルク製品の高品質がトレードマークになるようにと考えています。
20世紀初めの30年間は、あの神話的ともいえる多機能搭載の掃除機「コーボルト」によって会社の基盤は作られ、
市場にも大きな影響力を与えました。
1977年、再びフォアベルクは画期的ともいえる新商品、エコフィクス(新しいカーペットの施工方法)を市場に送り込みました。
"自然界の中で良く見られる付着性のある植物の原理"を利用して、床にエコフィクステープを貼り、単純にカーペットを固定させる方法です。
これからもフォアベルクは、美しさだけではなく、つねに健康や環境を考え、人々の生活に関わる身近なことから問題を解決し、新たな標準を生み出していきます。
1883年、カールとアドルフのフォアベルク兄弟は上質の英国風カーペット作りを目的として、「バーマー・テピヒファブリック・フォアベルク」というテキスタイル会社を設立しました。1908年までには高度な、卓越した技術が認められるほどまで進歩しました。
機械が招いたミスがきっかけで織り合わせカーペットの原理が発見されました。このことがフォアベルクの社会的成功の基盤を作り、ドイツ国内、近隣諸国においても高い評価と人気を得ることができました。
伝統あるカーペット製造を基本に、現在ではハイスタンダードなデザインで魅了しながら、個人向けから企業向けまで多様なカーペットを製造しています。
長年カーペットは、工業製品で機能的な役割を果たすということでしかありませんでしたが、織物カーペットが織り成すデザインをどう表現することができるかを、フォアベルクは以前から指針としています。
この考え方が1988年の「フォアベルク・ダイアログアートコレクション」を生むきっかけとなり、その後はカーペットコレクションの未来を開きながら成長しています。約130年のカーペット技術と伝統、有名アーティストによる、カーペットを基盤にしたフロアーデザインのファースト・ステージはできあがりました。アールヌーボーからバウハウス、ポップアート、現代美術まで新しい表現が生活スペースに新鮮な空気を送り込んでいきます。生活デザインの中でカーペットがいかに大切なものかを追求しています。
また単色無地のカーぺットカラーも常にファショナブルであり続けるために、2~3年毎に著名なデザイナーによるカラーセレクト及びカラーコーディネイトを刷新継続させています。