ロールカーペット施工ガイド
直貼り全面接着工法の場合
1.カーペット用無溶剤アクリル系エマルジョン型エコタイプ接着剤(独キーセル社:KF-7同等品)をお薦めします。
2.接着剤塗布後は必ずオープンタイムを取ってください。
オープンタイムが不足していますと、発生する水分・ガス等をカーペットが吸収し伸び、
ふくれの原因となります。
3.床暖房貼りの時は、エポキシ系接着剤(東リ:エポグレーS同等品)を使用してください。
この場合も、5~10分のオープンタイムを必ず取ってください。
両面テープ貼り工法の場合
カーペット用両面強力タイプ、または強弱タイプの両面テープ(ピールアップテープ)を使用します。
強弱タイプは弱面を既存床材に貼ることにより、既存床材を破損させないため、原状回復が必要な
賃貸物件向きの施工方法です。
施工エリアの全周にピールアップテープを貼ってください。
ニーキッカーを使用する際は、基準とする辺にテープを2列で貼り、張力をかけてください。
置き敷き工法の場合
接着剤やテープ等を使わずに、施工するエリアに併せてカットしたカーペットを敷込む工法です。
施工後、重い家具等を置かない場合は歩行によりズレが生じる可能性がございます。
フローリング等、滑りやすい床面で置き敷きする際は、下に市販の滑り止めシートを
敷いてご使用ください。
(弊社ではノンスリップシートの用意がございます。詳細はお問い合わせください。)アンダーレイラバー全面接着工法の場合
1.アンダーレイラバー:東リアンダーレイシートULST 厚み4.5mm 発泡塩ビシートをお薦めします。
2.接着剤:カーペット用無溶剤アクリル系エマルジョン型エコタイプ接着剤(独キーセル社:KF-7同等品)を
お薦めします。
その時、必ず20~30分のオープンタイムを取ってください。
オープンタイムが不足していますと、発生する水分・ガス等をカーペットが吸収し、伸び、
ふくれの原因となります。
3.ヘラのくし目は、指定のBIを使用してください。
フェルトグリッパー工法の場合
1.グリッパー指定
カーペットの厚みに応じてピン3mm、または4mmグリッパー(セミダブルまたはダブルタイプ)を
ご使用ください。
シングル25mmタイプで施工する際は、必ず2本使いで全周に施工してください。
2.ストレッチャー使用のお願い
ニーキッカーだけでは、全体を引っ張りきれません。
6畳(約10㎡)以上は、必ずストレッチャーを使用してください。
3.ニーキッカーの注意点
必ず針が摩耗していない「ナップグリップ」を、パイル屑等で目詰まりしていない状態で使用してください。
このナップグリップがカーペットの表面をしっかりグリップ出来ず滑ってしまう場合、
キッカーティースがバッキング(基布)を破ります。
特にテックスバックタイプは基布が柔らかいので、表から基布を引っ掻く状態となり、
パイル抜けの原因となります。
キッカーティースは、レベル1~1.5の短めの調節にして施工してください。
4.床暖房の場合
床暖がある場合は、必ず床暖房をセットして暖めて施工してください。
床暖房のセットが出来ない場合は、ストレッチャーで、充分に引っ張りをかけて
施工してください。
5.ヒートボンドテープによる接合注意点
(*弊社の施工に主として使用しているヒートボンドテープは米国オルコン社スーパー35です)
・フォルアベルクカーペットは特にパイルの打ち込み密度が高く、パイルが短く加工跡が表面に出やすいため、
接着部の加圧法に注意を必要とします。必ず本施工の前に現物でテストを行ってください。
・加熱温度が高すぎると、バッキングがポリプロピレンのため溶けてしまいます。パンクしない程度の
適温に調節ください。
・アイロンでヒートボンドを溶かし、カーペットと接着する際には、加圧幅を
200mm以上で、均等な圧力で加圧してください。
圧力をテープ幅(70mm)の部分だけに加えることは、カーペットの「凹み」の原因となります。
アイロンのスチール製の収納箱を利用することをお薦め致します。
・アイロン台を利用して「ひざ」で加圧しながら進んでゆく方法は絶対に避けてください。
Exclusive1023、Exclusive1024、Exclusive1025
Exclusive1026、Superior1016の接合加工について
通常、平行ループパイルの場合、カーペットの谷間を切りますが、ループパイルの
山の頂点をカットして接合すると、より良く仕上がります。
タイルカーペット施工ガイド
タイルカーペット施工方法
●施工前にご確認ください・施工前に必ず納品内容と製品状態をご確認ください。
・施工後のクレームおよび、製品の誤った使用・施工によるクレームにつきましては責任を負いかねます。
・納品いたしました製品に関するクレームは納品後8日間以内にスタッフまでご連絡ください。
それ以降はお受けいたしかねますのでご了承ください。
・施工の際は必ず「タイルカーペット 施工ガイド」をお読みください。ご不明な点がありましたら
スタッフにご相談ください。
●施工環境の確認
・下地は湿気の無い平坦かつ堅牢なものとし適切な施工環境を維持してください。
・下地の水分率が8%以下であることを確認してください。水分率、PH(アルカリ性)が高いと臭気が
発生する場合があります。セルフレベリングの下地はアルカリ性が強いため、特に注意してください。
・下地に埃、ゴミ、ワックス、グリス、油類、塗料などの汚れが残っていると、接着不良を起こす
可能性があります。
汚れをしっかり除去してから施工を行なってください。
・タイルカーペットを施工する室内の環境(室温・湿度)に馴染ませてから施工ください。
室内の環境に馴染まないうちに施工を行うと、施工後の反り、突き上げ等の不具合が生じます。
●接着剤の塗布
・粘着タイプのピールアップ型をご使用ください。
・ローラー、平コテで均一に塗布してください。
・接着剤塗布後、オープンタイムを取り接着剤が充分に乾燥してから貼り付けを開始します。
●施工時の注意点
・ソリがある場合には手でソリを修正しながら貼付けてください。
・浮き等がないように、ハンドローラーで目地部分を押さえてください。
・カットする場合は、表面からのカットを基本に、カット面が壁面に接するようにしてください。
・ドア下などの高さ合わせが必要な場合は段差調整板をご利用ください。
・配線工事等で、一旦はがし、再度施工する場合は、はがした時にソリや歪みが生じる事がありますので、
手でソリ等を修正してください。
メンテナンス・クリーニングの注意事項
クリーニングに際しては、水洗いは絶対にお避けください。
スチームバキュームクリーニングをお勧めします。
また、パウダークリーニング(VORWERK 社 コボサン等を使用)した場合
パウダー洗剤等がカーペットに残留していますと二次汚染を招きやすいので
洗剤の除去を徹底してください。
詳細はコチラへ→ メンテナンス&クリーニング